【新NISAはオルカン一本】S&P500でなくオルカンを選んだ理由

投資

当ブログでは新NISAの枠を、上限1800万円までオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))一本で積み立てるつもりです。

オルカンとよく比較されるのはS&P500だと思いますが、今回はオルカンを選んだ個人的な考えをお伝えします。

少しでも参考になれば幸いです。

オルカンって何?

オルカンとは「eMAXIS Slimイーマクシススリム 全世界株式(オール・カントリー)」の略称で、三菱UFJアセットマネジメントが提供しているインデックスファンド(市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託)です。

連動する指数はMSCI Inc.が開発した株価指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」で、この指数は23年9月末時点で23の先進国の株式が89.3%、24の新興国の株式が10.7%を占めています。

全世界株式(オールカントリー)の名の通り、この投資信託1本で世界全体の株式に分散投資できる商品です。

なぜS&P500ではなくオルカンなのか?

S&P500はアメリカで上場している代表的な500銘柄を元に算出された、アメリカを代表する株価指数です。

「新NISAで積み立てるならオルカンでなくS&P500でいい」という声もよく聞こえます。

その理由はオルカンとS&P500のパフォーマンスを比較したときに、S&P500が常にオルカンを上回っているのが大きい理由です。

また、世界経済の中心はアメリカであり今後もそうである。

もしもアメリカが没落するようなら世界経済全体も終わるから、アメリカ一国に集中投資するS&P500で良いという考えもあります。

そういった考えは理解できますが、それでもオルカンを選んだ理由は以下の3点です。

  1. 未来のことは誰にもわからない
  2. アメリカの経済成長の恩恵も受けられる
  3. 安心して長期投資するための納得感を買っている

未来のことは誰にもわからない

オルカンは世界全体に分散されており、アメリカの経済成長(株価上昇)が止まったときでも対応できる唯一の投資先です。

これまで一番経済成長してきたのはアメリカであり、アメリカを代表する株価指数S&P500への投資は、インデックス投資における正解だったのは事実です。

しかし、これからもそうであるとは限りません。

歴史を見ると、世界をリードする覇権国家は何度か入れ替わっています。(第一次世界大戦まではアメリカではなくイギリスが覇権国家で、ポンドが基軸通貨でした。)

アメリカの経済が伸び悩むあいだに、他の国が力をつけてアメリカを追い越すかもしれません。

それか、アメリカと新しく成長した国が並び立って、現在の一強から二強の状態になるかもしれません。

アメリカのみに投資するS&P500では、そのような状況をカバーできません。

しかし、オルカンなら世界経済の情勢によってファンド側が自動的にリバランス(資産の再配分)してくれます。

資本主義社会が崩壊する以外の未来を逃さないように、オルカンへの投資を選択しました。

アメリカの経済成長の恩恵も受けられる

オルカンに投資してもアメリカの経済成長の恩恵を受けられないわけではありません。

なぜなら、現状オルカンの投資先は主にアメリカだからです。

オルカンの目論見書を見ると、2023年9月末時点で約60%がアメリカに投資されていることがわかります。

アメリカの経済が一番強いのですから当然ですね。

このままアメリカ一強の状態が続いたとしても、S&P500よりパフォーマンスは落ちますが、オルカンで十分なリターンを受けられると考えています。

安心して長期投資するための納得感を買っている

長期投資をする上で重要なのは、投資先に納得できているかどうかだと思っています。

「納得感」「自信」と言い換えてもいいです。

オルカンは世界全体に分散された株式投資信託であり、株式投資においてこれ以上分散の効いた商品は無いでしょう。

つまりオルカンを買って20年~30年後にマイナスになっているなら、世界経済が成長していないということなので、どんな投資をしてもダメだったということです。

オルカンを買ってマイナスなら仕方ありません。悔しいし悲しいし生活に困るでしょうが納得はできます。

逆に納得できず少しでも不信感があるなら、それがオルカンでもS&P500でも投資するべきではありません。

自分で調べもせず、知識もなく、ただ「オススメされているから」という浅い理由で投資したら、暴落時に焦って投げ売りすることになるでしょう。

長期投資において暴落時の投げ売りは最悪の行動です。

長期投資するなら20~30年納得して積み立てられる商品を見つける、または長期投資の考え方を身に付けてから投資することをおススメします。

自分にとって一番納得して長期投資できると思ったのがオルカンだったので、新NISAでの投資はオルカン一本にしました。

まとめ

S&P500にパフォーマンスで劣るオルカン(eMAXIS Slimイーマクシススリム 全世界株式(オール・カントリー))を選ぶ理由

  1. 20年~30年先もアメリカ一強の世界経済とは限らない。
  2. 仮にアメリカ一強が続いても、オルカンで十分なリターンを得られる。
  3. 暴落しても冷静に積み立て続けられる投資先として、自分にとって一番納得して投資できる商品。

※投資に不信感があるなら、どんな投資もするべきではない。

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