オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))と同じ全世界株式型投資信託を比較してみた

投資

全世界株式型の投資信託と言えば、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))です。

しかし、それ以外にも全世界株式に投資する投資信託はあります。

今回は現在取引できる全世界株式型の投資信託を比較した上で、オルカンの優位性を紹介します。

オルカンって何?

オルカンとは「eMAXIS Slimイーマクシススリム 全世界株式(オール・カントリー)」の略称で、三菱UFJアセットマネジメントが提供しているインデックスファンド(市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託)です。

連動する指数はMSCI Inc.が開発した株価指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」で、この指数は23年9月末時点で23の先進国の株式が89.3%、24の新興国の株式が10.7%を占めています。

全世界株式(オールカントリー)の名の通り、この投資信託1本で世界全体の株式に分散投資できる商品です。

全世界株式型投資信託比較

2024年5月21日時点の新NISAに対応した全世界株式型投資信託を表にまとめました。

表を見ると、オルカンは信託報酬(運用コスト)と運用実績、純資産総額が他と比べて優れていることが分かります。

オルカンは純資産総額が圧倒的で運用実績も十分

純資産総額とは投資信託の規模(時価総額)を表し、投資家(私たち)が投資信託を購入するか、投資信託自体の価値が上がるか、この2つの要因で決まります。

純資産額が大きいということは、多くの投資家に支持されている投資信託ということです。

オルカンはこの純資産総額が2024/5/21時点で3兆円を超えて他を圧倒し、いま現在も資金流入率1位で増え続けています。

純資産総額が大きいと信託報酬(運用コスト)が下げやすく、連動する指数との連動性が高まるメリットがあります。

実際、新NISAが始まるタイミングで販売されたはじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)(通称:野村オルカン)Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)(通称:日興オルカン)は、オルカンよりも低い信託報酬(年率0.05775%)で登場しました。

しかし、オルカンもそれに対抗して信託報酬を年率0.11330%から年率0.05775%に引き下げました。

この信託報酬引き下げから、オルカンの顧客第一の姿勢が分かりますし、すでに5年以上運用して結果を出しています。

運用会社の三菱UFJが信用できない、嫌いと言った理由が無ければ、他と比べてオルカン以外を選ぶ理由は正直無いです。

全世界株式型投資信託を選ぶなら、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))ほぼ一択と言っていいでしょう。

唯一コスト(信託報酬)の面で対抗するのは、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(通称:楽天オルカン)です。

低コストにこだわりたいなら、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドも選択肢に入る

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(通称:楽天オルカン)は、全世界株式型投資信託の中で、信託報酬(運用コスト)が最低の0.05610%です。

純資産総額もオルカンの次に大きく、人気が高いことが分かります。

信託報酬最低にこだわりたいなら、楽天オルカンも良いでしょう。

しかし、楽天オルカンは楽天証券でしか販売されておらず、今後も他の証券口座では買えないと思います。

楽天オルカンに投資したい人は、楽天証券口座を開設しないといけない点は注意です。

オルカン(信託報酬:0.05775%)と楽天オルカン(信託報酬:0.05610%)のパフォーマンスの差を、ChatGPTで計算してみたら運用期間30年でも差は数千円ほどでした。

現在オルカンに投資している人は、慌てて楽天オルカンに乗り換えるほどの差では無いと思います。

ChatGPT:運用コスト0.05775%と0.05610%の比較

まとめ

  1. 信頼と実績から全世界株式型投資信託は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」ほぼ一択
  2. 最低コストにこだわりつつ、楽天証券ユーザーなら「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」が選択肢に入る。
    ※楽天証券でしか購入できない点は注意!


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